山豐農園
~自然薯販売 山菜 野菜の生産日記~

パイプやシートを使って栽培しているので、植えるのは大変でも、掘るのは簡単。


通常、スコップ


今日は1時間で約130本掘りあげました!


天然の自然薯だと、物によっては1本掘るだけで何時間もかかったりするので、シートによる自然薯栽培を考えた人はすごいですね。
おいしい野菜を、安定して栽培するための 『技』 を開拓して磨いていく。
それが農業という仕事なんだな。
と、つくづく思います。
たまには私もカッコイイことを言います。
いつも一言多いですが。(笑)
さて、
肝心の自然薯の出来栄えですが…
大きさは申し分ないのですが、今年は何本にも分岐した芋が非常に多い!



まっすぐ、きれいな1本物を育てるためのパイプ栽培なのですが、これはどうしたことか…。

栽培を始めて5年になりますが、こんなにも変形芋が多いのは初めての経験です。
自分で調べたり、自然薯栽培の大先輩に聞いてみたりしてわかったのですが、どうやら一番の原因は 『水』 のようです。
畑の水はけが悪いと、長雨等で水分が抜けきらず、そこで分岐したり曲がったり、ひどいと腐ってしまうようです。
今回の私の自然薯は、ほとんど同じ場所から分岐が始まっています。
恐らく、秋の長雨時にこの位置に水が溜まってしまったのではないかと思います。
幸い、腐ってはおらず、味も粘りも異常はないので、今年も商品として無事に出荷することができましたが、分岐芋を減らすことが今後の大きな課題になります。
いつか自然薯の匠と呼ばれるその日まで。
私の勉強は続きます。
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山豊さんの自然薯は毎年大きいですね~
シートとパイプだとどちらが成績がよいですか?
(昨年は全然ダメで、パイプのみです)
今年は絶対成功するぞ!
未来の「匠」様 今年もよろしくお願いします。
あけましておめでとうございます。(^^)
シートは一昨年から使い始めたのですが、うちの場合はシートのほうが出来がいいです。(^◇^)
昨年もシートのほうがまっすぐキレイな芋が育つ割合が高かったです。
パイプの場合、水はけや、土圧の調整が難しいのかな~?
と考えています。(^^;
コメントありがとうございます(^^)
収入の件ですが、人それぞれ違います。
まずは自信を持って良いものを作れる技術と、それを販売ルートに乗せるための営業力、そしてお客様との信頼関係を築けることが大前提です。
自分でいうのもちょっと恥ずかしいですが、私も結構勉強を頑張りました。
必要経費も一から計算しました。その上で現在の自分の力量でできる範囲での栽培をしています。
あまり収入を公表する人は少ないと思います。(^^;
自然薯の単価は一般野菜と比べて確かに高いです。
でも、それだけを考えて事業を始めると痛い目にあいます。
手間がかかります。経費も掛かります。投資も必要になってくると思います。
自然薯を栽培したいという人も多いですが、すぐにやめていく人も多いです。
それだけ簡単ではないということです。
もし今から自然薯栽培を始めるのであればまずは少量(3~5アールほどかな?)植えてみて、良いものができたらそれを持って営業に行き、買ってくれるお客さんができたなら規模を拡大していくことをお勧めします。
手間暇かけて育てた自然薯を市場に出しても単価が割に合いません。
市場に出荷するなら他の野菜を選択するほうが賢いです。
ですよね(//∇//)
ちなみに営業は生産物を持ってスーパーなど挨拶に行っていらっしゃるんですか⁇
色々勉強したいと思いますので宜しくお願い致します。
すいません、返信遅くなりました(^^;
あくまで私の場合ですが、まずは工場系を当たってみるほうがいいかと思います。
大根だったら漬物工場など、キャベツなどであればカット野菜など。
加工野菜だと単価は安くなりますが、農業で生活するならある程度、量の取引ができたほうが助かったりします。
私はサトイモも生産していますが、例えばこれをスーパーなどの小売業者に売り込みに行った場合、L~2Lサイズは取引が成立できるかもしれませんが、小さい2S~Mサイズは買い取ってもらえないかもしれません。
このへんが難しくなってきます(^^;
もちろん2S~Mサイズを欲しがる業者もいるでしょうが、そういったところを個人で探して営業に回るのは非常に大変です。
だから中間にバイヤーが入ります。
直売より単価は安くなりますがほとんど全て買い取ってくれます。
農業全体で見て、生産から流通、販売までを個人でやっているところは一部だと思います。
文章で書くと難しく見えますが、要は自分が作りたい野菜を、自分が就農したい地域の先輩たちはどこに出荷しているか調べて、それがわかったら何とか契約できるようにそこに行ってみるのがいいかと思います。
小売店に営業に行くのは、ある程度経営規模を大きくしてからでも遅くないと思います。(^^)