山豐農園
~自然薯販売 山菜 野菜の生産日記~
この時期になると、結構いろんな人から
「自然薯はどんなかんじですか~

とか、
「今年はムカゴがたくさん付いてますか

とか連絡がきたりします。



数回除草をして、グリーントンネル内は終日日陰なので何とか雑草を抑制できてます。


日光の当たる通路は、まーた草が元気に育ってます。


やはり日光が当たるか否かで植物の成長に大きな差が出るんですね。
自然薯も、天然のものでも葉っぱは日光を求めて、ぐんぐんツルを伸ばします。
木をぐんぐん登り、その木よりも葉を茂らせたり。
逆に、芋のほうは木陰の涼しいところで成長します。
私は、いかにしてこの天然の状況を畑で再現するか考えながら栽培しているつもりです。

葉っぱは日光によく当たるようにしないと、なかなか大きい自然薯を作るのは期待できません。

逆に株元は陰にして涼しく。
その方が良い自然薯が育ちます。
ムカゴはどうでしょうか。

育て方というよりも、その年の天候や気温によって収量が左右されやすい自然薯のムカゴ。
その生態はまだ謎も多い。(笑)
私の自然薯は、今年もそれなりにムカゴが付いています。



広い世界にはムカゴについてめっちゃ研究している人がいるかも知れないので、あくまでも私の言うのは推測というか、今までの経験からですが、
ムカゴも木陰で育った方が早く大きくなる
というのが、ここ数年で思ったこと。
例えば、葉っぱも日光に当たるけど、ムカゴも日光に当たる場所のはこんな感じ。


葉っぱの陰に隠れて、木陰で育ったものはサイズが大きい。(割合的に)


葉っぱの密集しているところなんか、たまに超特大のムカゴがついていたりします。


陰もそうですが、こうなってくると湿度も関係していそうですね。
普通サイズのムカゴと比べると、全然違う。(笑)

ただ、デカずぎると、なんか私の肌みたいにシワが多いし、見た目硬そう…。(笑)
やっぱり、通常サイズが好まれます。


でも、この超特大のムカゴも、私と一緒で見た目悪いだけで味は良いかもしれないのでちょっと食べてみましょう!

とにかく大きいので、水洗いしたムカゴを鍋でグツグツ。


大きいムカゴに楊枝がすっと通るくらい茹でたら、いったん湯切り。

あとは、フライパンで水分を飛ばしながら塩で味付けしましょう。

はい、炒りムカゴジャンボの完成!
(お好みでお醤油も。)

中はこんな感じ。

気になるお味のほうは…。
デカいので、炒りムカゴの香ばしさよりもホクホク感が大きい。

ムカゴというよりも、芋の煮たやつに近いですね。
結果、デカいのはデカいのでうまいです。

ただ、煮ると少し味も抜けてしまう気がするので、できればレンジのほうがいいのかなー。

ポンポン跳ねそうやけど。
あと、ホクホク過ぎて喉に絡まる。(笑)
一緒に飲み物が必要です。
ビールだな。
うん。ビールが良い。(笑)

結論。
秋は美味い。

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