山豐農園
~自然薯販売 山菜 野菜の生産日記~
暑が夏い。

気温が高くても、夏の里芋収穫は続きます!

いつもは畑で子芋を袋詰めしていくのですが、今年は特に暑いような気がして…。
掘り起こして、茎ごとトラックに積み込んではお持ち帰り。


熱中症に注意しながら、日陰で扇風機を付けながらの作業。



茎(親芋)と子芋を外して分けていきます。
やっぱり、日陰で作業すると、体力的にだいぶ楽。

茎から外したサトイモは、長いひげ根をむしって、無選別(粗出荷)で納品。


この後は買い手の業者さんがトリミング、選別までして各地に納品されていきます。
今の時期の里芋は、お盆までが高値。

お盆を過ぎると、消費量がいったん落ち着き、価格も下がってきます。
そのあとはサトイモの品種が変わり、10月の月見の時期にサトイモの需要が増えるみたいです。

日本人が昔から好む初物。
それが、真夏のサトイモ でもあります。

お盆にはみんなでサトイモを食べましょう!

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スマート農業 という言葉を聞き始めてから、ドローンや、無人トラクターなどの講習会に何回か参加して勉強してきました。


こういった機械が開発されてきた背景はやはり 『人不足』 の問題が一番でしょう。
昔(爺さんの時代)は農家さんの人数も多く、狭い畑をみんなで作り、耕作面積が足りないくらいだったらしいです。
そのかわり、農業だけでは食っていけないので、農閑期にはこぞって工事現場などの出稼ぎにいっていたと聞いたことがあります。

世代 が変わって親父の時代には、サラリーマンのほうが稼げる。ということで農家の人数が減り、その代わり大型トラクターやコンバインなどが普及。

狭かった畑も区画整備されて、一枚一枚が広い畑になり、全体の人数は減っても 1農家当たりの耕作面積が大幅に増えました。
広い面積を耕作するから売り上げは上がっても機械のローンで金はない!

という話も聞きますが。

私 の時代はどうでしょうか。
親父たちが頑張って導入した機械はあっても、農家の人口はさらに減りました。

先人の農家さんたちのおかげもあって、農業で食っていける時代はきても、
少ない人数で 地域の農地を守っていく ためには機械化も必要。
就農して、初めは自分の事を考えるので精いっぱいだったけど、いろんな人と関わって、いろんな考えが生まれてきました。
10年後 自分たちがリーダーシップをとっているころに、
今ある農地を美しいまま残すために…。
確実にやってくるその頃に向けて、一歩一歩力をつけていきたいと思います。
なんだか小難しい話をダラダラと綴りましたが。
とりあえず、ドローンの動画をペター。


ドローンを使っての、農薬散布。
田んぼも作り手が減り、機械化に合わせて一枚当たりの面積がだいぶ広くなっています。

ちなみなこの田んぼは、1.5ヘクタールらしいです。
こんだけ広いと、田んぼをよむ のが大変そう。

そうなると、今度は 無人トラクター も欲しくなってくる…。
うまくできてるなぁ。(笑)
いつの時代も、たくさん稼いでたくさん使う。というのは変わらないようです。

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まだ本格的な暑さではないですが、それでもやっぱり暑い。

こまめな水分補給と休憩をしながら、ぼちぼち収穫していきます。


茎を切って、マルチビニールを剥ぐ。
さといもは、茎を切ると 汁が赤く変色 します。

通称、さといもの 『 ち 』
( 血



この、さといもの ち が服につくと、まず 洗おうが、漂白剤に浸そうが落ちません。

あと、肌に付くとめっちゃ痒い。

なので、夏の里芋栽培は暑くてもゴム手袋を着用し、作業着もボロを着ないと大変なことになります。
汚れるとわかっているのに白い作業着で収穫をする私は、自分でもどうかしていると思います。(笑)

まぁ、あんまり着ない作業着を里芋用にして、それががたまたま白だっただけです。

極力汚れないように、収穫したサトイモをお持ち帰り。


まだ、芋 と 茎 がつながっているので、日陰でこれを外していきます。

早掘りサトイモは、芋が がっしり と付いているのでゴムハンマーで外します。

芋を叩くと割れちゃうので、茎の根元を叩きます。
コツが必要です。


ここまでできたら、次はつながっている 芋 と 芋 をハサミでチョキチョキ。


芋のかたまりを、1個の芋にしながら、割れた芋や形の悪いものを取り除いていきます。
ここまでできたら ほっと一息深呼吸。

あとは機械のお仕事。


毛羽取り機 が、残されたひげ根などの毛羽を除去して、選別機 でサイズ分けされていきます。


あとはサイズごとに袋に詰め、秤にかけたら出荷準備完了!


市場で朝一の競りにかけられ、そこからさらに小分けされて全国のスーパーや飲食店に旅をします。
『 鹿児島県産石川早生さといも 』 を見かけたら、こいつら かも しれません。

P.S.
青年農業者会議(九州・沖縄大会)が、いよいよ来週に迫り、発表の最終チェック中。

発表内容は 『赤芽大吉さといもの早期出荷検討』
鹿児島県代表として頑張ってきます!


今年の夏は、いつも以上にサトイモの事で頭がいっぱいです。(笑)
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風でビニールが吹き飛ばされる前に、プラスチック杭をハンマーで打ち込んで固定していきます。



昔(就農当初)は、通路も全面マルチして、この杭で止めていたので、杭の在庫はたくさんあります。




ほとんどの杭が倉庫の奥で眠ってましたが、捨てなくてよかった~。

自然薯も、生育の良い畝は支柱の上までツルが伸び。


7月、8月は脇芽が伸びて葉っぱが わさわさ 茂り出します。

夏の間は、たくさん葉っぱを増やし、いっぱい光合成をして 太陽から栄養をもらって成長 していくのです。

畑の窒素分があんまり多すぎると、葉が多くなりすぎて蒸れて病気

絶妙な土づくり が最高の野菜を育てます。



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県内各地で土砂崩れや川の氾濫が相次ぎ、曽於地区でも土砂崩れによる通行止め

私の畑や田んぼも崩れているところが多いかもなー。
と、本日点検してきましたが、今のところ無事でした。
水が苦手の自然薯の畑 も、連日の雨で水たまりでしたが、今日はすっかり水も引き。

マルチビーニールを抑えていた土がほとんど流されたくらいでしょうか


このままだとビニールが風でベロベロに吹っ飛ばされてしまうので、早急にマルチ抑え(杭)で復旧しとこうと思います。
それにしても…。
前にも伝えましたが、今年の私の自然薯畑はハゲが目立って寂しい…




ツルも太く、いい感じにグリーンカーテンになりつつあります。



完全に種芋が腐ってしまったのでしょう。
いかに、健全な種芋を作ることがが重要かがわかります。
せっかくネットまで張っているので、ゴーヤ



当初の予定通り、秋取りの大根をたくさん植えて補おうと思います。

今年は例年よりも体力勝負の大根引きになりそうです。
水が苦手の自然薯と違って、水が好きな里芋はいい感じに潤っています。

里芋は水で太る。
と言われるくらい、適度な水が必要。
今後天気が回復していけば、大きい芋に育ちそうです。
雨があがっても、まだまだ土壌水分を多く含んでいますので、みなさま土砂災害などに引き続きご注意ください。

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