山豐農園
~自然薯販売 山菜 野菜の生産日記~



もともと、『台風の玄関』 と呼ばれていた鹿児島県。
近年はそうでもない気もしますが。
台風被害は毎年覚悟しているのですが、せっかく大根が大きくなってきたのになー。



猛暑を乗り越えて、だいぶ大根らしくなりました!


でもこのまま台風が来れば、きっと葉っぱがもみくちゃにされるんだろうなー。

よく 「台風対策はしないんですか?」 と聞かれるんですが、広面積の露地野菜栽培の台風対策って難しい。

寒冷紗のべた掛け

防風ネット

風に対して私の頭で思いつくのはせいぜいそれくらい。
だだ、合計して東京ドーム1個分くらいの畑を全部防風ネットで囲むのは厳しいかな…。
経費的にも労力的にも。
台風対策として私ができるのは、大雨で畑が浸水しないように溝を切って排水するくらいでしょうか。

自然の猛威にはかないません…

大根に関しては、台風前より台風後のほうが大事な気がしてます。
強風で傷んだ葉っぱから病気が入りやすいので、通過後はすぐに殺菌剤を散布して治療してあげる。

病気が広がる前にばい菌をやっつけるのです。

ただ、有機農法では農薬は使えない。
対策とかめちゃくちゃ難しそう。
台風などの天災がくるたびに、有機農法の農家さんはどんな対策をしているのだろうと考えます。

有機栽培の農業仲間もいるので、いろいろ勉強させてもらいましょうか。

ひとまずは 「台風消えればいいなー。」 と願いながら、一生懸命大根畑の管理を続けます。



↓↓↓クリックして応援していただけると励みになります



農家ランキング

当農園の誇る、『山豐レディース』 が、赤芽大吉さといも を収穫、選別しています。


ありがたやー。

管理作業と違って、出荷作業は直接売り上げにつながるので助かる♪
たくさん売り上げて、いっぱい植えた大根の収穫前にはみんなで栄養会でもしたいものですね!



↓↓↓クリックして応援していただけると励みになります



農家ランキング

当農園の誇る、『山豐レディース』 が、らっきょうの種を準備しています。



植えやすいように、ひげ根と葉っぱをカット。

らっきょうという野菜は生命力が強く、切ったそばから葉が伸びてきます。


種として保存するには乾燥が大事。
私は大根の仕事をしていても、山豐レディース が、ただひたすらに らっきょう をカットして、天日干ししてくれます。


ありがたやー。

大根種まきが終わったら、すぐにらっきょうの準備に入ります!
山豐レディースにケツを叩かれながら、畑の準備を急ぎます。


↓↓↓クリックして応援していただけると励みになります



農家ランキング
今日は丁寧に仕上げの耕耘をしていきます。

よし!

よし!

よし!

仕上げが終わったら、やいやい種まきしていきます!



やはり畑の水分が多く、ちょっと苦労しましたが、何とかこの畑は完了!


大根でバタバタしているけれど、世間は連休ですね!
私も、今日は友人たちとおいしいものでも食べに行ってきます!

↓↓↓クリックして応援していただけると励みになります



農家ランキング



だいぶ大きくなりました!

大きくなったのはいいけれど、日中はまだ暑いのと、雨続きで、この大根たちはちょっと体調不良気味…

やはり、暖地鹿児島では早くても8月末~9月蒔きが無難です。
この盆明け播種の大根たちが元気な姿で収穫を迎えるのか、早蒔きの最大の敵である軟腐病になって収穫できないかは私の腕にかかってます。

次に早いのは、8月末に播種した大根。

こちらは間引きが終わり、中耕をしていきます。

そして、この前種まきした大根が、雨に打たれながらも芽を出し始めました。


次から次に、大根の子宝に恵まれながらも、まだまだ種まきは終わらない!

これから種を蒔く畑の準備も急ぎます!!
丁寧にプラウを掛けて土を反転!

土を反転することで、雑草などを下に。逆に下のほうに染み込んでいる栄養のある土を表面に入れ替えて、フカフカの土にしてあげます。


トラクターの方輪を溝に落として進んでいくので、就農当初はトラクターごと転倒するんじゃないかとビクビクしながら作業していましたが、だいぶ上手になりました。

プラウが終わったら基肥投入!

基肥を蒔いたら仕上げ耕耘して種まきするんですが、今日はちょっと時間的にも体力的にも限界!
また明日頑張りましょう!!

↓↓↓クリックして応援していただけると励みになります



農家ランキング
朝は肌寒い。
自然薯畑のムカゴも大きくなってきました。



ムカゴは良いのですが、今年の私の自然薯は、葉っぱがいつもより茂っていない気がします。

あと、ちょっと色が薄い。

決して悪くはないのですが、9月~10月は芋が肥大する時期。
もうちょっと葉っぱが元気だと光合成しながら栄養をたっぷり蓄えられそうなんですが…。
こんな時は、神様に祈る…。

だけでなく、しっかり追肥をしてあげます!

自然薯の吸収根は、地表の浅いところに広く伸びます。
今の時期だと、マルチビニールより外に伸びているはず。
ほら。


だから、通路に施肥しても、効くこちゃ効くんです。

後は様子を見ながら今月末か、10月になってからもう1回追肥しようか考えてます。
どうもこの畑は保肥率があまり良くなかったようです。
土がサラサラしてて、非常に作業しやすい畑だったんですけど。

ま、何事も勉強です。

↓↓↓クリックして応援していただけると励みになります



農家ランキング

こんな雨続きを狙って、畑に散布する、微生物


綺麗な川から汲んできた真水に、微生物のエサとなる、糖、塩、米ぬかetc… を

いま、このタンクの中には、酵母菌、納豆菌、アゾトバクター菌、光合成細菌、放線菌などが うようよいる
はず!
目に見えないのでよくわかりません。

畑や生堆肥などに、俗に言う 『良い菌』 を投入し、いい土、良い堆肥を作る。
昔ながらの農法ですが、現在でもまた注目されている農法でもあります。
ただ、菌について本気で勉強すると、とても難しく、私の頭では追いつきません。

何となくわかっているのは、畑にいる 『良い菌』 の割合を増やすことで、
・ 土中のアミノ酸を増産する。
・ 野菜の光合成不足を補足する。
・ 植物の吸収しやすい肥料へと分解する。
・ 野菜のミネラル吸収量を増やす。
・ 抵抗力を増やし、病害に強い野菜になる。 などいいこと尽くしであること。
農薬だけに頼るのでなく、この 『微生物の力』 も試しながらいろんな野菜を作ってきましたが、正直このお手製山豐汁 を降ったからといって、収量が劇的に良くなった!ということはまだありません。

ただ!
病気に強い、元気な野菜を作る!という面では、大根で効果が上がったことがあります。
悪天候により軟腐病が多かった年に、私の畑の大根たちが優秀な出来栄えだったのです。


他の出荷者との違いは、やっぱりこの 『山豐汁の力』 だったのかもしれません。
微生物を使えば絶対いいものができる!というわけではありませんが、私は雨の日を狙って大根畑に微生物を散布します。



雨の日を狙うのは、農薬と違って微生物は生き物だから。
どしゃぶりだと、雨水と一緒に地表を流れていってしまうので、小雨の日に散布。
ある程度水分があれば、微生物は土中で増えながら100mほど動き回るそうです。

今年も立派な大根が収穫できるか楽しみです!


追伸!
今日は筋肉痛でプルプルしてます。(笑)

理由は、先日鹿屋市で行われた鹿児島4Hクラブの県レクリエーション、『農業運動会』!




若手農業者でめちゃくちゃ盛り上がりました!

鹿児島県4Hクラブの記事はこちらからどうぞ!

『鹿児島県農業青年クラブ連絡協議会』
↓↓↓クリックして応援していただけると励みになります



農家ランキング