山豐農園
~自然薯販売 山菜 野菜の生産日記~
畑の準備を急いで完了させ、やっと植えました!



私の親父は、昔赤芽サトイモを栽培していたらしいのですが、私自身は栽培するの初めて。
今まで生産してきた石川早生や大和里芋と違い、親芋が大きく肥大し、幹も長くなる為、風の影響を受けやすく、揺さぶられて親芋と子芋が離れてしまったりするそうです。

そうなると、当然芋の成長が止まってしまい、大きいものが収穫できません。
また、丸い形を揃えるためにも土寄せ作業が欠かせないようです。
なので、土寄せがしっかりできるように、マルチビニール無しの平畝で植付をしました。


一口に 『サトイモ』 と言っても、地域や品種によって色々な作り方があるんですね。

私も、自分で生産するようになってから知りました。
分かりやすく、私の地域のサトイモ栽培方法をまとめてみました。
(植付け、収穫は当農園の時期。)
【赤芽サトイモ(セレベス)】
・植付…3~4月
・収穫…9~10月
マルチビニール無しの平畝植付。成長に合わせて土寄せを行い、丸畝にしていく。
【早生サトイモ(石川早生)】



【トンネル促成栽培】 【普通マルチ栽培】
・植付…1~2月 ・植付…1~2月
・収穫…7~8月 ・収穫…8月
透明マルチ平畝。
寒い時期に植え付けるため、地温の上がりやすい透明マルチを使用。
地温が上がりやすいため、成長が早く、芋が肥大しやすい。
欠点は、収穫時期が遅れると芋の胴割れが起きやすい。
ビニールが光を通すため、雑草が生えやすい。
【秋冬サトイモ(大和里芋)】


・植付…2~3月
・収穫…12月~翌2月
黒マルチ丸畝。
夏場の急激な地温上昇を抑制する。雑草が生えにくい。
透明マルチより成長速度は遅いが、胴割れしにくい。
当農園だけでも栽培方法がこんなに違います。

勉強していくとなかなか面白いですよね。
ちなみに、味のほうはどれもおいしいのですが、個人的には夏の石川早生が好きですね!
初夏の早掘りサトイモのトロッとした食感と、あの旨みは最高です!

これからも色々な栽培方法を研究して、最高のサトイモ作りを目指します!

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