山豐農園
~自然薯販売 山菜 野菜の生産日記~



私の畑のムカゴは、実るのが早いです…。
山に自生している天然のものはまだムカゴが付いていません。
肥料分の違い



それについては、只今勉強中です。
できれば、もう少し涼しくなった頃に実がつくようにしたいのです。
秋の味覚

さて、このムカゴちゃん。自然薯の種子か

というと、種子とはちょっと違います。(まぁ、種としても使えますが…)
正確には、茎が地上で肥大化した、根茎<こんけい>です。

日光に当たるより、陰で育った方が大きくなります。

種子ではないので、雄株にも雌株にもつきます。
じゃあ、種子は

種子はさすがに雌株にしか付きません。見分け方は、花です。
自然薯の雄花↓↓↓

これに対して雌花は…↓↓↓

ぶら下がるように咲いています。そして、受粉すると…

膨らんで、ハナタカメンと呼ばれるものになります。

これが付いているのが雌株です。

しかし、自然薯の栽培では、種子からの栽培は行いません。
理由は、まず年月が掛かる…。
種子から、食べれるサイズの自然薯を作ろうと思ったら5~6年は掛かります。

それと、交配による雑種率が高くなる為。
それを防ぐため、栽培はムカゴや切芋を使った栄養繁殖で行います。
栄養繁殖とはなんぞや

これは、種子以外から繁殖させる方法で、代表的なもので言えば、サトイモやジャガイモ、苺のランナー、からいもの茎、挿し木などがあり、この栄養繁殖で増やせば、交配していないため、親の遺伝子をそのまま受け継ぎます。
そのかわり、親が病気にかかっていると子も病気のものが出来てしまうので、やはり定期的に種の入替えが必要です。
これに対して、種子繁殖(有性繁殖)は、中学校の理科でも習いましたが、親の遺伝子を双方引き継ぎ、優性と劣性が表れます。劣性と言っても、劣っているわけではなく、教科書で習ったところで言うと、丸いエンドウマメが優性、シワシワが劣性というところです。
まぁ、シワシワのマメだったら、商品になりませんが…

販売されている種、F1種(雑種第一代)というのは、全て優性となり、交配している分、親よりも優れたものとなります。

(病気に強かったり、たくさん実がついたり。)
ただし、その次の世代になると劣性が多くなり、商品としては収量が減ります。
F1種はあくまで一代限りです。
先ほど、エクセルで作った図を張っときます。(笑)わかりやすいかな。


今日は、理科のお勉強でした。


今日のキーワードは、『メンデルの法則』
ここ、テストに出ます。
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