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2014-07-04 09:00 | カテゴリ:畜産
予定日を1週間過ぎても産まれない子牛が1頭…

心配していたのですが、今朝午前0時に母牛が破水しました。

いよいよです。

寝ようか… と、していたところを、親父と母と、私と3人で今か今かと待ちます。

が…一向に生まれる気配なし。

時計は午前2時30分。

「おいおい、死んでるんじゃないか

と、親父が不吉なことを言い始めます…

私と母は、親方(親父)の判断に従うしかありません。

親父は、母牛に手を突っ込んで、子牛を確認し、

「よし、産ませるぞ。」

の判断。

自然に産まれると一番いいのですが、産むのがヘタクソな牛もいるのです。

大体、初産の牛に多いです。

そういった場合はお産を手伝ってあげます。

前足を、ゆっくり引っ張り出し、ロープを掛けます。

私と母は、親父の合図でロープを引きます。

ゆっくり、ちょっとずつ。

子供のころから何度もこの光景を見てきましたが、何回見てもこの瞬間は奥歯に力が入ります。

あまり時間をかけると、母子共に危険なので、迅速かつ丁寧に。

母牛と、人間3人の共同作業。



難産でした…。時計は午前3時ちょうど。

無事に誕生させることが出来ました。

DSCN1717.jpg

男の子です。名前はまだ決まっていません。

他の牛たちも、

「も~。も~。」

と鳴いて祝福します。

すごいですね。やはりおめでたいと分かっているんでしょうか。

この前産まれた、『福太郎』君は、すぐ隣の牛舎にいるんですが…

002.jpg

爆睡です。(笑)

どうも、この仔はひじょ~にのんびりした性格です。

何はともあれ、よかったよかった。

それから、私たちもちょっと眠り、先ほど赤ちゃんの様子を見に行ってみると、

DSCN1720.jpg

お母さん牛の横ですやすや寝てました。

名前が決まったらまた報告します。



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