山豐農園
~自然薯販売 山菜 野菜の生産日記~

手順は、
① 芋を切り分ける。
② 消毒する。
③ 切口がカリカリになるまで乾燥させる。
④ 育苗箱に並べてキュアリングする。
キュアリング…。
なんだか癒されそうな言葉です。

キュアリングというのは農業用語で、作物の傷や切口を保護し、腐敗を防ぐ方法。
よくサツマイモなんかでするそうですが、自然薯も切口から腐敗しやすい作物のためこの方法を行います。
自然薯の場合は、昼夜間の温度変化の少ないところで約10日間キュアリングします。

使用したのは川砂で、イモを伏せこみ、全て隠れるまで砂を被せます。
キュアリング中は灌水をしてはいけません。

芋を切ってから乾燥、キュアリング開始までを2~3日かけて行います。よく晴れた日に行うことが条件みたいです。

約30箱ほど作成しました。

ちゃんと傷が保護できたらいいな~


正式な自然薯の『種子』は、雌株にできる、ハナタカメンと呼ばれる雌花の中にあり、食べれるサイズのイモになるまで3~4年かかり、また、雑種になる可能性が高いため、栽培には使用しません。


↑↑↑夏のハナタカメン(雌花)
一般的に種として使用するのは、自然薯のツルにつくムカゴを1年育てて作る1本種と、大きな自然薯を切って分割して作る切芋種。
今回は後者、切芋種を作るべく、出荷せずに畑に植えていた自然薯を掘ります



私は、パイプによる栽培をしています。


家に持ち帰り、自然薯を取り出します!大きいのが入っているか…わくわく。


あ!いいサイズ!


全てこんなサイズだったらいいのだけれど。もちろん小さいのもあります。

なんだか切って種にするのがもったいないような気もするけど。(笑)
自然薯を作り出して今年で4年目(家庭菜園も含む)になるけど、切薯種の芽出しに成功したことはありません。

今年こそはやってやります!



約100g程に切り分け、種にできそうにないものは擂りおろして食べました。


とろろごはん大好き。

おいしかったです!また明日もがんばろう!

